9月休診のお知らせ

9月12日(土)臨時休診いたします。

歯が割れる!?

噛むと上の奥歯が痛い」ということで来られました。

よく診ると歯が割れていました。歯牙破折というものです。左の写真の赤〇の部分、歯が割れているのがわかりますでしょうか?

どうやら歯ぐきの中深いところまで割れているようです。噛んで痛いという症状からすると破折は歯の中央にある歯髄(神経)まで到達しているようです。噛むたびに割れた部分が広がって、直接歯髄を刺激するのでかなり痛いです。破折した隙間に沿って口の中の細菌がすぐに侵入します。そうして歯髄が感染して歯髄炎になると、噛まなくても常に痛むようになります。

残念ながらこうなると抜歯しなければなりません。歯を失うことになります。歯ぐきの中深くまで割れてしまっている歯を引っ付けることができないからです。

「歯が割れる」ということは、珍しいことではないのです。重度の虫歯や歯周病と同じように、歯を失う原因の一つにあげられます。

奥歯には通常自分の体重ほどの力がかかります。強く咬む習慣のある人では、100㎏を超えるような力がかかる場合もあります。そしてその力が何年、あるいは何十年とかかりつづけることが考えられます。

そのような強靭な力でも、左の図のように歯に対してまっすぐな方向にかかっていればまだ安心なのですが、下の図のように歯に対して斜めに力がかかると危険です。その力でギリギリ歯ぎしりしたり、その歯に大きな詰め物があったり、歯髄(神経)がすでに失われているとさらにその危険度は増します。割れて失われる可能性が高くなるということです。

しかし歯が割れる場合は、ゆっくり割れることはなく、通常一瞬でわれます。ですので、歯牙破折を未然に防ぐには、割れそうな兆候がないかどうかを細かく診査する必要があります。

・多くの場合、割れてしまう前に亀裂が見つかることが多いので亀裂がないかチェックします。

・大きな詰め物がないか?残っている歯が薄くなっていないか?をチェックします。

・特に奥歯ですが、強い力で揺さぶられていないか?大きなすり減りはないか?をチェックします。

それらをチェックするために直接口の中を診察するだけでなく、写真や顎の動きが正確に再現できる石膏模型、レントゲン写真、また歯だけではなく、顎や顎を動かす筋肉の状態も診査します。

このような資料を丁寧に分析することで、将来の歯牙破折の危険性を診断して、歯牙破折を予防する手立てを考えることができます。

歯を快適に残していくためには、このような咬み合わせの診査がとても有効です。

キーワードは、丁寧に診察すること。私たちのクリニックでは、デンタルドックやメンテナンスを通して破折の予防にも取り組んでいます。

メンテナンスチェックは、やっぱり大切 2

7年ぶりにメンテナンスに来られた患者さんのつづきです。

7年間毎日欠かさずフロスをされ、歯ぐきの状態は完璧でした。70歳を前にして歯周病は、その気配すらありませんでした。

しかし前述した通り、1か所だけ問題がみつかりました。

虫歯です。

左下の一番奥の歯の外側(写真:青〇の部分)です。20年近く前に虫歯の治療をしていた部分です。そのときにはコンポジットレジン(樹脂)で修復していました。

その部分は、歯ぐきとの境目で常に頬の粘膜が密着しています。よほど注意していないと歯ブラシを届かせるのが難しい部分です。以前の詰め物との境から詰め物の下にかけて、実はかなり大きく溶けていました。しかし、まったく痛みもなく、しみることもなく、違和感もなく、ご本人もまったく気付いておられませんでした。

担当の歯科衛生士が見つけたのですが、気を抜くと見逃してしまうようなところです。レントゲンも撮っていましたが、レントゲンでもわかりにくいところでした。

虫歯は、かなり大きく深く、もう少しで歯髄(神経)に達するほどでした。幸い歯髄には到達しておらず、歯髄を守ることができましたが、もう少し発見が遅れていれば確実に歯髄に到達してしまって、歯髄を失うところでした。

今回久しぶりにメンテナンスに来られたのには、何か虫の知らせでもあったのでしょうか?このタイミングで発見できて本当によかったです。ギリギリセーフ!

今回は、再度虫歯になりにくいように金属で修復し、難しいその部分のプラークコントロールの方法を再度マスターしてもらって終了しました。

担当の衛生士とともに、ホッと肩をなでおろしました。

そしてまたまたメンテナンスの大切さを痛感したところです。

8月休診のご案内

8月13日(木)は、休診となります。

メンテナンスチェックは、やっぱり大切 1

7年ぶりにメンテナンスに来られた60代後半の患者さん。

事情がありメンテナンスの間隔が大きく開いてしまいました。その間「痛い」「しみる」「腫れる」「はずれる」など自覚される症状はまったくなかったそうです。

7年ぶりなので、お会いするまでいろいろ心配しましたが、なんと!ピカピカの歯でした。(一か所を除いて…)歯ぐきもピカピカ!

親知らず以外の28本すべてそろっておられて、168ヶ所(6ヶ所×28本)の歯ぐきの溝の検査でもすべて正常の3mm以下。出血もほとんどなし。

メンテナンスに来られなかった7年間、毎日欠かさずフロスを通しておられたそうです。それも完璧な方法で。

20年前に初めてお会いしたときには、むし歯の治療跡や神経を失っている歯、歯ぐきの炎症、出血もありました。このままでは、一生ちょこちょこ治療を繰り返して、大切な歯が少しずつなくなっていくことが目に見えていました。

そこでいままでの“削って詰めて完成!”そしてまた“削って詰めて完成!”の悪循環を断ち切るように、まずは徹底的に検査して現状の把握から始めました。デンタルドックを受けられたのです。

患者さんといっしょにレントゲンや写真、模型を細かく確認して、顎の関節や筋肉の状態、咬み合わせ(上下の顎の位置関係や上下の歯の接触関係など)の確認、歯の周りの組織(歯ぐきや顎の骨)の検査を細かく行いました。詳しく検査することで、いままでの悪循環の原因も見つかりました。

その経験は、この患者さんにとって初めての経験でした。いままで多くの治療を繰り返しておられましたが、一度も本当のご自分の口と向かい合うことがなかったのです。本当の状態を知る機会がなかったのです。

その後、この患者さんは正しいプラークコントロールの方法を習得され、必要な治療にも積極的に取り組まれ、清潔で咬み合わせの力のバランスがとれたお口の健康を手に入れられました。治療が終わってからも定期的にメンテナンスを受けられ、その健康を長く維持されておられました。その間、新たな治療はまったく必要ありませんでした。予防することに成功されました。この患者さんの口は生まれ変わったのです。

今回、7年のブランクがありましたが、その間に退職され、お孫さんができ、と人生での大きなイベントもありました。しかし最初に覚えていただいたプラークコントロールを毎日静かに実行されていたのです。すごいことであり、主治医としてたまらなくうれしかったです。

これからは定期的にメンテナンスを復活されることでしょう。もう安心です。おそらく生涯28本の歯は健康な状態で残ることでしょう。生涯歯で悩まれることはないでしょう。

この患者さんのように、歯周病や虫歯を予防することは、正しい手順を踏んで自分の歯に向き合うことができれば誰にでもできることなのです。

実は、今回1か所だけ問題がありましたが、今回来られたことでそれも大きな問題に発展せず解決できました。その問題にはご本人はまったく気付かれていませんでしたので、今回来られていなければあと少しで大きな問題に発展していたと思われます。長いブランクがありましたが、本当によく来られました。

今回発見されたその問題については、次回紹介いたします。

出されたお薬、どうなってますか?

病院で出されたお薬、どうなってますか?

4剤併用で命の危険 異常な薬漬けの日本人、副作用死は年10万人以上?

という記事が載っていました。

この記事では、4剤以上併用すると医学の知識が及ばない(何が起こるか予測がつかない)。非常に危険だと言っています。

最近では、お薬手帳で管理されているので、昔に比べるとこれでも改善されていると思うのですが、内科で処方されるお薬も、小さな薬袋ではなくて、スーパーのレジ袋みたいな大きな袋にいっぱい入れてもらうことも珍しくありません。こうなるとお薬を「飲む」というより「食べる」といった方が近いのでは?と思うほどです。

またこれらのお薬の多くが飲まれずに、家の中に山のように溜まっている人も少なくないようです。特に日本ではこの傾向が強いそうです。

日本の場合、健康保険で3割に、75歳から1割負担になりますから、お薬の原価意識が低いようです。医師の方もそれほど患者の経済的負担にならないのならば…と、多くの薬を処方されるのでしょう。

しかし、それらの残りの費用は健康保険料と税金です。危険、且つむちゃくちゃもったいないのでは?と考えさせられます。

 

6月休診のお知らせ

6月8日(月)は、勉強会出席のため休診いたします。

5月休診のお知らせ

5月9日(土)と30日(土)は、臨時休診いたします。

市役所前はツツジが満開

三宮の神戸市役所前は、ヒラドツツジが満開!

このヒラドツツジ、古くから長崎県の平戸市で栽培されていたのが名前の由来だそうです。

子どものころ、花を採って(ちぎって)花のおしりのところから密を吸ってた記憶があります。

山へ行けば、小ぶりのコバノミツバツツジがきれいでしょう。

最近、黄砂が多くて、今日も城山(新神戸駅の裏山)がかすんでます。

そらガーデン(神戸国際会館屋上庭園)本日オープン!

国際会館の屋上庭園 “そらガーデン”が本日オープンします。

今日はオープンにはもってこいの絶好の天気!

プロデュースを務めたのは、地元兵庫県出身のプラントハンター西畠清順氏だそうです。
樹齢500年のオリーブの木が目玉らしいです。

庭園を眺めて食事できるレストラン(TOOTH TOOTH THE DININGGARDEN)もあります。

左の写真は、診療室から見える国際会館ですが、ここからはまったくなんにも見えません。この上にステキな庭園があるのですね。