本日のラバーダム

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(図1)赤矢印が虫歯の部分

80才代の患者さんです。

ブログのタイトルにあるラバーダムは、写真の青いシートのことです。

白いものは下の前歯ですが、真ん中の歯に虫歯があります。赤い矢印のところです。(図1)

虫歯で溶けている部分を取り除いています。麻酔をしているので痛みはまったくありません。(図2)

【ちょっと細かい話…】実は左手を使っているのですが、右手ではクランプ(ラバーダムを固定している金属のクリップ状のもの)が邪魔して肝心な部分に器具が届かないのです。こういうときに左右の手が同じように使えるととても便利です。

(図2)虫歯で溶けている部分を丁寧に取り除いています。グリグリグリ…

 

(図3)虫歯を取り除いた状態

(図3)は、虫歯で溶けてしまった部分をきれいに取り除いたところです。大きな穴になりました。もう少しで歯髄(歯の神経)が露出するところでした。

見た目にもわかりにくいように無事修復することができました。(図4)

麻酔には眠くなる作用はないのですが、この患者さんはリラックスされ終始よく眠られていました。

ラバーダムのおかげで治療中に水が喉に流れてくることもなく、バキューム(唾液や水を吸い取る助手が持っている吸い取り機)を口の中に入れる必要もないので、患者さんは快適に治療を受けていただけ、知らない間に終わっていた!という感じです。

(図4)治療後の状態

ラバーダムは、虫歯の治療をするときに口の中の唾液や細菌が再び歯の中に入り込むことを防ぎます。

唾液や細菌が詰め物の下に入ってしまうと、そこから虫歯が再発するリスクが高まるからです。

神戸 三宮(神戸市役所東向かい)の船曳歯科クリニックでは、虫歯の治療や根の治療の際にはラバーダムを使用しています。

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