歯医者さんでこのようなことを聞かれたことはありませんか?
「ついでにこっちも治療しておきましょうか?」と…
歯医者さんで虫歯の治療を受けたとき、治療をした歯科医は隣にある虫歯を発見しました。
患者さんは気付いていない虫歯です。
その時歯科医がいいます。「隣にも虫歯がありますから、ついでにこっちも治療しておきましょうか?」
患者さんは答えます。「お願いします。」と
そして隣の虫歯は削って詰められます。
「これで虫歯は治りました」「虫歯ができていないか、半年に一度は検診をしましょう」「虫歯は早期発見が大切ですよ」…
おそらく多くの人はこの会話に不自然さを感じないでしょう。
「虫歯なんやから削って詰めないと」と…
虫歯を削って詰めること自体は、おそらく必要なことでしょう。
しかし、それで治ったことにしてしまうと、「虫歯は削って詰めれば治るもの」という大きな間違いがインプットされてしまいます。
このようなことが数回つづくと、もう疑うことはなくなり、「虫歯は削って詰めれば治るもの」という感覚が固着していきます。
虫歯は歯が溶ける病気なので、削って詰めても歯が溶けなくなるわけではありません。
虫歯が治ったのではなく、穴がふさがったのです。
虫歯の原因がなくならないので、虫歯は繰り返されます。おそらく生涯…
「ついでにこっちも治療しておきましょうか?」は、歯が溶けてしまうことが異常だと思わなくしてしまう Stupid Word です。
「あなたの大切な歯がなぜ溶けてしまったのか?」を理解しないまま歯を削りつづけることがどれほど危険なことかを考えてみてください。
一つでも虫歯が見つかったなら、その原因を必ずつきとめましょう。(歯を大切なものと思われるならば…)
その原因をつきとめ、その原因を無くすことが、大切な歯を生涯虫歯から守ることになります。
虫歯が発見されたタイミングが、虫歯をこれからも手当たり次第治療していくか? もしくは、これから歯が溶けないようにできるか?の分岐点です。
もし歯を大切にされたいのではれば、歯医者さんに「これ以上歯が溶けないようにしたい。そのためにどうしたらよいか?」としっかり相談してみまましょう。
その相談をしっかり受け止めくれて、その問題を解決するために親身になって関わってくれる歯科医に是非出会ってください。
虫歯予防は、歯磨きだけではありません。
また歯の、口の病気は、虫歯だけではありません。
お口の健康を守るためには、虫歯だけでなく、顎や咬み合わせ、歯周病など総合的に診査することが必要です。
船曳歯科クリニックでは、デンタルドックを通して総合的に分析し、生涯のお口の健康を守れるよう最善の方法をご提案いたします。
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