虫歯予防のために砂糖の摂取をコントロールすることは、昔から歯科医の仕事の大きなテーマでした。
それは今でも変わりません。
Wikipediaには、砂糖はタバコや酒と同じく有害物質(毒)であるとの情報が載っています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E7%B3%96#.E5.81.A5.E5.BA.B7.E5.95.8F.E9.A1.8C
砂糖については、虫歯や糖尿病だけにとどまらず、尿路結石、膵癌、虚血性心疾患、注意欠陥・多動性障害(ADHD)などに関係しているとのこと。
また最近の50年で砂糖の摂取量は3倍に延び、多量摂取による肝臓に対する毒性や依存性、さらにはその結果もたらされる社会への悪影響など、砂糖はタバコや酒と類似していると指摘されています。
疲れたから甘いもの!砂糖は脳の栄養!と考えるのは危険です。
何か特殊な事情がない限り、健康のために意識して砂糖を摂取した方がよい理由は、ほとんどないと思います。
虫歯予防のために砂糖を控えましょう!と毎日毎日伝えていますが、
- 砂糖の摂取を控える(コントロール)すること
- 毎日フロスをして口の中を清潔にすること
- タバコは吸わないこと
- 規則正しい生活を心がけること
- よく噛んで食べること
- よく噛める歯にしておくこと
などなど、歯を守るこれらの注意事項は、口の健康維持、そしてそのまま全身の健康維持へ活かされます。
是非とも歯を大切にして、“元気に”長生きして、なんでも美味しく食べて、おしゃべりして、おおいに歌いましょう!
「いつやるの?」「今でしょう!」ではないですが、今から歯を大切にすることは、今後の人生への大きな大きな投資になります。