フロスvs歯間ブラシ フロスの方が良い!歯間ブラシは注意必要

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歯間ブラシフロス

 

 

 

 

 

虫歯や歯周病を予防するには、歯間部(歯と歯の間)を清掃することが大切です。歯周病や虫歯の多くは歯間部から始まります。

大切な歯を虫歯や歯周病から守るためには、歯ブラシ以外に歯と歯の間(歯間部)を清掃する道具が必要です。

代表的な歯間部を清掃する道具は、フロスと歯間ブラシですが、皆さんはどちらか使われていますか?

まずは歯間ブラシ。歯間ブラシは歯の側面のくぼんだところにもブラシがとどきやすいという点で有利です。しかし写真のように、歯間ブラシは、歯と歯の間の歯ぐきがとがっている部分(歯間乳頭部)を圧迫して刺激するので、そこの歯ぐきがやせてきて三角形の隙間ができます。毎日通していると必ずそうなります。食べたものが詰まりやすくなったり、前歯であれば、見た目にも影響します。歯間ブラシのサイズも細いもの(SSサイズなど)では物足りなくなって、太目のもの(MやLサイズ)が必要になってきます。すでに歯と歯の間の歯ぐきがとがっている部分(歯間乳頭部)が無くなっている場合を除き、利点よりも欠点の方が多く、お勧めできません。

一方フロスは、歯ぐきがとがっている部分(歯間乳頭部)を傷つけないので、歯ぐきがやせてくることはありません。そして歯ぐきの溝の中3㎜くらいまで歯の表面をこすることができます。

「使いやすい」「簡単」という一点で、歯間ブラシを推奨している歯医者さんも多いようです。フロスの使い方がわからない方は、是非かかりつけの歯医者さんか歯科衛生士さんに使い方を教えてもらいましょう。

歯間部にはほとんど歯ブラシがとどかないため、そこに細菌が停滞して住み着きます。その細菌(プラーク)によって、歯が溶けたり、歯ぐきから血が出たり、進行すると歯を支えている顎の骨が溶けてきます。予防するには、歯ブラシ以外にフロスを使うことが大切です。。。

歯間ブラシの弊害:この写真は、20歳代の女性で約1年間毎日歯間ブラシを使っていた方。歯ぐきのとがった部分(歯間乳頭)が退縮しています(〇印)。さらに使いつづけることで、さらに隙間が大きくなってくることが予測できます。

歯肉退縮

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