11月16日(日)この日曜日に、第10回の「あいしの集い」がグランビア大阪で開催されました。
「あいしの集い」は、私たち船曳歯科クリニックが所属しているHDA(Holistic Dental Association)主催の患者さんの集いで、毎年東京・大阪交互で行なわれています。
今年は、大阪開催で、関西のメンバー4人が「本物の歯科医療の話をしよう」と題して講演しました。
私は咬み合わせの大切さについて、顎の関節の位置の重要性をお話しました。内容を簡単に
口の機能には、食べることを中心に、味わったり、話したり、歌ったりと楽しむことが多くあります。
口を動かすために、さまざまな情報が脳に送られ、脳ではその情報を解析するために瞬時に膨大な計算をし、脳から筋肉へ電気信号が送られます。それらをシステムとして実に整然とこなしています。
歯には、奥歯で最大およそ60㎏の力がかかっています。100㎏を超える力がかかることもあります。その力を歯の根の表面にある歯根膜という圧力センサーで感知して必要以上の力がかからないようにコントロールしています。
しかし、それらの巨大な力が長年歯にかかることで、歯がすり減ったり、グラグラと揺さぶられたり、知覚過敏をひきおこしたりします。時には歯を割って(壊して)しまうこともあります。
歯を守るためには、むし歯や歯周病を予防するだけでなく、歯にかかるこの膨大な力をできるだけ効率よく多くの歯に分散させることが大切です。
しかし動いているのは“歯”ではなく“下顎”なので、下顎が関節の中でしっかり安定していることが前提になります。
不思議なことですが、歯の治療を行なう際、顎の関節の状態を考慮して治療されることは、ほとんどありません。
グッドスマイルの歯科医院では、顎の位置から咬み合わせを考えて治療しています。
講演会のあとは、第二部 懇親会!
食事をしながら、診療所とは違った雰囲気で患者さんとワイワイ話して、楽しいひと時でした。
他の診療所の患者さんからも良いお話をたくさん聞けました。
鏡味小時さんの太神楽ショーも盛り上がりました!
これからも、お口の健康についても本当の話を伝えていきたいと思います。