なぜ磨くのか?
食べカスをとるため?
歯科医や歯科衛生士が教えているプラークコントロールの目的は、そうではありません。
歯の表面にベッタリついた細菌(プラーク)をとるためです。
むし歯と歯周病の原因は、歯についた細菌(プラーク)です。
だから歯の病気を予防するには、食べカスではなくて、細菌(プラーク)に着目しなければなりません。
そこで、歯を毎日正しくお手入れするには、次のことが大切になります。
- ●細菌は目に見えません。ですから写真のようにプラークが染まる薬で染め出さないと見えません。
- ●染め出す方法、染め出した部分を自分でチェックする方法を一度はしっかり教えてもらわなければできません。染め出すお薬、歯の裏側を見るための小さな鏡も必要です。
- ●染まった細菌をとるテクニックを長い一生の中で一度はしっかり教わる経験が必要です。少々時間がかかっても徹底的に教わることが大切です。その機会は、早ければ早いほど良いです。
- ●デンタルフロスを正しく使うことが基本です。
- ●そのテクニックを使えば、完璧にプラークコントロールできる歯にしておきましょう。虫歯の穴があってはいけません。詰め物にすき間があってはいけません。歯石がついたままではいけません。歯ブラシやフロスが届かないところに親知らずがあってはいけません。
- ●その後もプラークコントロールが正しくできているか?定期的に専門家(歯科医と歯科衛生士)にチェックしてもらいます。
そのような歯のお手入れの基本を知らずに、一生、一生懸命ゴシゴシ磨いている方がなんと多いことでしょう。
かけがえのない歯を大切に守ろう!と本当に思われるならば、是非正しいプラークコントロールの仕方を習得してください。
そのために、歯科医や歯科衛生士から徹底的にその方法を教わってください。
あなたの歯を守るために、真剣に協力してくれる歯科医や歯科衛生士に出会ってください。
そうすれば必ずあなたのお口の将来は変わります。