顎の位置

口があるほとんどの脊椎動物は下顎が動いて、上顎は通常頭と一体になっています。

下顎が動くときには、顎関節が動いています。

顎関節は左図のように、側頭骨という頭の骨にある凹みに、下顎の突起がはまり込む構造になっています。

下顎の突起がしっかりはまり込んでいれば顎関節は安定するのですが、はまり込むのを咬み合わせ(歯)がじゃましている場合があります。

上下の歯を咬み合わせると、上下の歯の山と谷が咬み合って顎の位置は通常一か所に固定されます。

歯は咬み合った状態なのに、顎の関節がしっかりはまり込んでいないことがあります。

上下の歯は咬み合って安定しているのに、顎関節が不安定になっているのです。

このような場合、逆に顎関節が安定する位置になると、今度は歯が咬み合わなくなります。

左の図は顎を動かす筋肉がパンパンに緊張していることを表しています。

緊張の印+がダブルの++になっています。

関節がはまり込んで安定するのを歯が(咬み合わせが)邪魔している(干渉している)のです。

顎関節は不安定な位置で保持されることになります。

そのことがくいしばりを助長したり、歯に痛みが出たり、歯が揺さぶられて歯周病が進行したり、奥歯が割れたり、筋肉が緊張して口が開きにくくなったり(顎関節症)、といろんな症状が起こる可能性があります。

ですので、普段の顎の関節の位置と歯の咬み合わせの関係を分析して評価し、より快適な状態に咬み合わせを調整しておくことはとても有効なことです。

デンタルドックでは、顎関節の位置や咀嚼筋の状態、咬み合わせの検査を丁寧に行っています。

また私たちのクリニックでは、咬み合わせの調整や再構築を得意分野として専門的におこなっています。

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船曳歯科クリニック 078-222-8020

お絵描きアプリでマウスピース(スプリント)

お絵描きアプリを使って描いてみました。

最初の作品?としては、こんなもんでしょう。

一般的にはマウスピースと言われているものの一種です。

Occlusal Sprint 、Stabilization Splint 、Henry Tanner Appliance などといいいます。

H.D.I.とパンキー・インスティテュートで学んだ私たちグッドスマイルネットワークの歯科医院で作成するスプリント(マウスピース)は、常に顎関節の位置(中心位)を再現し、その位置を軸に設計・作成しています。

顎は顎関節を中心にして動いているからです。

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ビリー・ホリデイ

ビリー・ホリデイ(1915~1959)はアメリカのジャズシンガーで、20世紀が生んだ最も偉大な歌手の一人とも言われています。

そのビリー・ホリデイの名前を知ったのは、私が高校生のときでした。

高校時代はいわゆる洋楽三昧で、当時はBand Aid、Live Aid、USA for Africa、Sun Cityなどミュージシャンによる反アパルトヘイトに代表される人権運動が盛んでした。

1986年のこの写真のアルバム「Rock for Amnesty」もその一つです。

このアルバムには、Peter Gabriel、Elton John、Sting、Tears For Fears、 Howard Jones、Paul McCartney、 Dire Straits、John Cougar Mellencamp、 Simple Minds、 Bryan Adamsが参加しています。

イギリスのバンド“The Police”の大ファンだったので、このアルバムに入っているStingの曲が目当てでアルバムを買いました。

Stingの歌うStrange Fruit(奇妙な果実)が、ビリー・ホリデイの代表曲だったのです。

このアルバムに収録されている他のアーティストの曲は、すでに自身のアルバムなどに収録されている曲の焼き直しである中、Stingの歌うStrange Fruitは未発表で、ほぼウッドベース1本で弾き語るそのメロディーと歌声がなんとも暗いというか、渋いというか、むちゃくちゃかっこよかったのです。

ビリーの自伝的な映画「ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実」をこれもまた高校生のころにたまたまテレビでみたのですが、ビリー・ホリディがアメリカ国内を巡業している途中に木に吊り下げられた遺体を見てしまうというショッキングなシーンを覚えています。

“奇妙は果実”と訳されるこの曲名の意味は、リンチにあって虐殺され木に吊りさげられた黒人の死体のことだったのです。

実は最近約35年ぶりにこの映画を観たのですが、この映画でビリー・ホリデイ役を演じているのはダイアナ・ロスだったのだと改めて知りました。

またスティングは、このアルバムが発表された翌年1987年にギル・エバンス(ジャズ・オーケストラ・アレンジの巨匠)のビッグバンドをバックにStrange Fruitを披露しています。

Gil Evans Band ! このビッグバンドがまたスゴイバンドで、それぞれのミュージシャンが超有名なのです。またどこかで書きたいと思います。

ともあれ、ロック好きの私がジャズを知っていくきっかけの一つになったアルバムです。

ビリー・ホリデイの曲は何曲もクリニックのBGMに入れていますが、この曲(Strange Fruit)は、歌詞の内容からさすがに入れておりません。

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ラウンド・ミッドナイト

1944年に発表されたセロニアス・モンク作曲のジャズのスタンダードナンバー“ROUND MIDNIGHT”をタイトルにした1986年のジャズ映画。

35年前。音楽を担当したハービー・ハンコックは当時46歳ということになります。

当時の現役ジャズミュージシャンがたくさん出ていました。いまではジャズジャイアントといわれるような面々ばかりです。

HERBIE HANCOCK, Piano DEXTER GORDON, Tener Sax CHET BAKER, Vocal & Trumpet RON CARTER, Bass TONY WILLIAMS, Drums WEYNE SHORTER, Soprano Sax JOHN MCLAUGHLIN, Guitar BILLY HIGGINS, Drums などなど

私は高3でした。

当時はMTVブームで、円高で安くなった輸入盤レコードを買って、レンタルレコードを借りてはテープにダビングしてとロックやポップス三昧でしたが、ジャズも聞いていました。

この映画は、国際会館にあった映画館(国際松竹)でやっていたので、学校が終わってから詰襟の制服を着たまま一人で見に行ったのを覚えています。

いまでも国際会館の最上階に国際松竹の映画館がありますが、震災前の当時は地下にあったと思います。

入口で映画のノベルティとして映画のロゴ入りライターをもらいました。

「お父さんにあげてね」と言われましたが、実は自分で使ってました。(笑)

ストーリーは、 実在のミュージシャン“バド・パウエル”をモチーフにしたらしい架空のアル中ミュージシャン“デイル・ターナー”とデイルの音楽を愛しサポートする青年フランシスの友情を描いた映画でした。

ジャズの映画なので、音楽や雰囲気がむちゃくちゃかっこよかったのを覚えています。

トリビアとして…デイル・ターナー役のデクスター・ゴードンは、スラッシュメタルの先駆者的バンド「メタリカ」のドラマー“ラーズ・ウルリッヒ”の代父だそうです。

当時映画を観終わった後、サントラのLPを買ってテープにダビングしてウォークマンで聴いてました。

いまでもCDで買いなおして愛用のウォークマンに入れて聴いていますし、クリニックでもBGMとして入れています。

ROUND MIDNIGHT、名盤です。

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【本日のラバーダム】虫歯~その③~

では、今回の虫歯について検証してみましょう。

歯髄まで進行して広い範囲の激痛の原因になった今回の虫歯は、詰め物の下で進んでいました。

外から見ても穴は開いていないのでわからないです。

よく見ると詰め物がグレーがかっているので、何かおかしいと気づいたかもしれませんが、少なくとも分かりにくいです。

歯科医や歯科衛生士が見れば、詰め物の下に黒い虫歯があるのでは?と疑うレベルです。

このように詰め物の下の虫歯に自分で気が付く機会があるとすれば…

①痛くなる

②詰め物がはずれて大きな穴が開く

概ねこの2つです。

今回はまさに①だったわけです。

①や②が起こるのを待っていると今回のように歯髄が犠牲になる可能性が高くなります。

①や②を未然に防ぐ方法は2つ

自分でときどき鏡を見て少しでも異常を見つければ歯科医に相談する→セルフチェック

これは大切なことです。ときどき鏡をじっくり見て観察してみましょう。

専門家ではない一般の人は正しい診断はできないかもしれませんが、このことがきっかけでいろいろな問題が発見、解決されるかもしれません。

でも上の奥歯はなかなか見えないでしょう。

歯医者が使うデンタルミラーを使っても、明かりが少なかったり、ミラーがくもったりでなかなか見えないと思います。

定期的に歯科医院でチェックを受ける

これもまた大切なことです。自分では見えないところも見てもらえます。

歯を大切にしたいと思われるならば、絶対に必要なことです。

歯石を取ったりクリーニングすることも大切ですが、時間をかけてじっくり診てもらえる歯医者さんがおススメです。

些細なことでも相談できて親身になってくれる、信頼できるかかりつけの歯科医や歯科衛生士がいれば心丈夫です。

船曳歯科クリニックでは、口全体の健康を取り戻された後にメンテナンスをしています。

すでに10年、20年とメンテナンスに来られている方が多くおられます。

中には私の父の時代から50年以上来られている方もおられます。

ここでもう一つ重要なのは「時間軸」です。

例えば小さな虫歯があっても5年前から進行していないとわかれば、削らずに安心して経過を観ておくことができます。

5年間新たな虫歯ができなければ、おそらく来年も大丈夫だろうと予測が立ちます。

逆に5年間虫歯ができなかったのに、今回虫歯が見つかったような場合、何か生活に変化があったか?口にする嗜好品に変化があったか?もう一度虫歯の原因を見直すきっかけになります。

このようなことは、なかなかその瞬間だけでは判断できないので「時間軸」で診ることがとても参考になるのです。

歯の健康、口の健康を守るには、痛くなるのを待っているのではなく、知らず知らずのうちに進んでいる病気にできるだけ早く気付くこと。

そして「削って詰めて」だけの「臭い物に蓋をする式」ではなく、少し時間はかかっても病気の原因をなくす「予防中心主義」の治療をすすめましょう。

きっといままで悩んでいたこと、心配していたことが解決されるはずです。

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【本日のラバーダム】虫歯~その②~

前回のブログ「~その①~」につづいて治療を始めます。

まず治療中痛くないように局所麻酔をします。

写真のようにラバーダム(青いラバーシート)をして、治療している部分が唾液や細菌で再び汚染されるのを防ぎます。

樹脂の詰め物を削りとると、その下では歯が溶けてドロドロになっていました。

虫歯が赤く染まる薬を使って丁寧に虫歯を除去していきます。

左の写真では、まだ虫歯が残っています。

完全に虫歯を除去すると、歯髄(神経)が完全に露出して出血してきました。

痛かったはずです。

この状況と痛みの症状から歯髄を除去(神経を抜く)する必要があると診断して、残念ですが、大事な歯髄を除去することになりました。

麻酔をしているので治療中はまったく痛みはありません。

数時間後、麻酔がきれたときも痛まず、頭痛もなくなったようです。

後日、歯髄(神経)が入っていた管を消毒し、今後根管に細菌が入り込まないように根管に詰め物をして根の治療を終了しました。

〈つづく〉

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休診のご案内

8月19日(木)~22日(日)休診いたします。

【本日のラバーダム】虫歯~その①~

この患者さんは、「右の歯が痛い」「頭まで痛い」ということで私たちのクリニックに初めて来られました。

問診と診察の結果、痛みの原因になっている歯がわかりました。

写真の左の歯、右下第2小臼歯の虫歯による歯髄炎の痛み、いわゆる虫歯の痛みです。

この歯には樹脂(プラスティック)で詰めた虫歯の治療痕がありますが、どうやらこの詰め物の下に虫歯があるようです。

~この問題でのポイント~

・虫歯で頭まで痛くなることがある

・一度虫歯の治療をした歯でもまた虫歯になる

・詰め物の下は見えない

~これらのポイントからの疑問~

・では詰め物の下の虫歯は痛くなるまでわからないのか?

・一生歯が溶けないように(虫歯にならないように)できないのか?

・そもそもなぜ歯が溶ける(虫歯になる)のか?

これらの疑問について考えながら、次のブログではこの歯の治療をすすめます。

〈つづく〉

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がんばろうKOBE

市役所の解体工事現場に「がんばろうKOBE」の標語が登場しました。

おそらく「コロナに打ち勝とう!」というメッセージだと思いますが、私にはあの頃のことが思いだされます。

1995年 神戸がぐちゃぐちゃになった震災の年、当時神戸が本拠地だったオリックス・ブルーウェーブはユニフォームの袖に「がんばろうKOBE」を付けて戦いました。

その年のオリックスは7月末にマジックを点灯させるなど破竹の勢いで快進撃を見せ、本当にリーグ優勝を果たしました。

仰木監督率いるあの年の神がかり的なオリックスの活躍にはむちゃくちゃ感動しましたし、大変だったあの時期にとても勇気づけられました。

当時は本当に神戸の市民球団という実感がありました。

ということで… 「がんばろうKOBE」

きっとあともう少し! あの頃を思い出してみんなでがんばりましょう!

復興ではありませんが、1日も早く収束しますように!

阪神タイガース、どうも今年はやってくれそうです。

 

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ブラックジャック

もう何十回読んだでしょうか。小学生のころからの愛読書です。

小学生のころは、毎週本屋さんに走って少年チャンピオンを買っていました。

当時の少年チャンピオンには、ブラックジャックの他に、マカロニほうれん荘、750ライダー、らんぽう、ガキデカ、そしてドカベンと、どの作品も漫画史に残るようなものばかりでした。

いまから思えばなんと贅沢なラインナップでしょう。。。

その中でも飛びぬけて夢中になったのがこのブラックジャックです。

無免許のすご腕外科医が活躍する手塚治の漫画です。昭和の時代、手塚治がまだバリバリの現役の時期にリアルタイムで手塚治の漫画を読んでいたんだなあ…と改めて過ぎた年月の長さを感じます。

手術の場面など、当時ではその描写がリアルだったからか最初は“恐怖コミック”に分類されていましたが、途中から“ヒューマンコミック”と人間ドラマとしての扱いに変わりました。

毎週決められたページ数の中に一話完結のすごいドラマがあって、どの話もハズレなしでした。

手塚漫画は、どの作品も漫画なので基本的にはファンタジーの世界ですが、きれいごとではすまない人間の内面を写し出しているような、生きている実感を感じるというか、その分ファンタジーだけどリアルに感じるというか、哲学的というか考えさせられるテーマが多いように思います。

ブラックジャックは、小学生のころに週刊の少年チャンピオンで読んで、単行本をそろえて、大学生のころにはハードカバーでそろえなおして、と何度も何度も読んでいます。

多感な少年時代にブラックジャックに出会って、人間形成というか、人格形成というか、大袈裟ではなくて頭の中が形成されるときに影響はあったと思います。

また大実業家の不良息子・アクドが登場する第1話「医者はどこだ!」から読んでみようかと思います。

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