5月休診日のご案内

5月27日(土)臨時休診いたします。

老化では歯は失われません!

歯は歳をとると抜け落ちるものだと思われていませんか?

老化で歯が失われることはありません。

左のグラフは、厚生労働省が6年毎に実施している歯科疾患実態調査の一部です。

40歳代後半から歯の本数が減り始めているのがわかりますね。

70歳代後半になると半分の数になっています。人生の後半に多くの歯が失われています。

実は失われた歯のほとんどは、私たち歯科医が抜歯しています。

歳をとって自然に抜け落ちることはないのです。

歯が失われる原因のほとんどは病気です。

歯の病気… そう、虫歯と歯周病です。

逆に考えれば、虫歯と歯周病に罹らなければ歯は一生失われないのです。

本当ですよ!

もしも老化で歯が失われると思われていたら、がんばってフロスをしようとしても「結局はなくなるねんから…」とモチベーション上がりませんよね。

でも安心してください。老化では失われないので、正しくフロスすることは歯を残すために絶対に有効です。

今では、虫歯も歯周病もかなり予防できるようになっています。

歯科医や歯科衛生士などの専門家といっしょに虫歯と歯周病のない口の健康を作り、守っていきましょう。。。

神戸 三宮 各線三宮駅からフラワーロードを南へ約5分 神戸市役所東向かい
船曳歯科クリニック 078-222-8020

ツツジが満開!

クリニックの前は今ツツジが満開!

今朝は雲一つない青空で気持ちいいです。

冷房も暖房もいらない時期は本当に短いですが、今がその時期。

もうすぐゴールデン・ウィーク!

毎年ゴールデン・ウィークの後には冷房が必要になります。

ゴールデン・ウィーク中の診療は、カレンダー通りです。。。

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船曳歯科クリニック 078-222-8020

 

予防中心主義

「予防中心」とは、病気にならないように予防しようという考え方です。その対極になるのは「治療中心」で、病気になったら治療すれば治るという考え方です。

歯科医療については、従来「治療中心」の考え方が主流でした。と過去形で言いたいところですが、今でも「治療中心」の考え方が大勢を占めています。今なお多くの人は、「虫歯は削って詰めれば治る」と思っておられます。
※過去のブログ「削って詰めれば虫歯は治るのか?」もご参照ください。

小学生のころに生えそろう永久歯は一生ものです。 歯は消耗品ではなく、一生失わないように守っていく価値のあるものです。 虫歯や歯周病は自然治癒する(放っておいて治る)ものではありません。 虫歯や治療で傷ついた歯は、絶対に元にはもどりません。

虫歯や歯周病など、歯の病気には必ず原因があります。

なぜその治療が必要になったのか?

なぜ私の歯が削られなければならないのか?

なぜ歯が溶けたのか?

なぜ大切な私の歯の神経が失われたのか?

なぜ私の大切な歯が無くなってしまったのか?

その理由をしっかり検証しないまま、歯を削り、神経を抜き、歯を抜き、入れ歯を入れ、インプラントを入れ…。

予防の考え方のない「治療中心」の歯の治療がどれほど終わりのない不毛なものか…。

歯が溶けた原因がいっぱいある環境(口の中)で、虫歯の穴を見つけては次から次へと削っていくことがどれほど危険なことか…。

今の状態は、過去の結果です。もうしょうがないことです。 しかし、これからの未来、将来を楽しく快適に、歯のことなんかで苦労せずに、悩まずに過ごせるように、専門家と一緒に予防に取り組みませんか?

一歩を踏み出してみませんか?

私たちは喜んで力になります。

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船曳歯科クリニック 078-222-8020

本日のラバーダム

(図1)赤矢印が虫歯の部分

80才代の患者さんです。

ブログのタイトルにあるラバーダムは、写真の青いシートのことです。

白いものは下の前歯ですが、真ん中の歯に虫歯があります。赤い矢印のところです。(図1)

虫歯で溶けている部分を取り除いています。麻酔をしているので痛みはまったくありません。(図2)

【ちょっと細かい話…】実は左手を使っているのですが、右手ではクランプ(ラバーダムを固定している金属のクリップ状のもの)が邪魔して肝心な部分に器具が届かないのです。こういうときに左右の手が同じように使えるととても便利です。

(図2)虫歯で溶けている部分を丁寧に取り除いています。グリグリグリ…

 

(図3)虫歯を取り除いた状態

(図3)は、虫歯で溶けてしまった部分をきれいに取り除いたところです。大きな穴になりました。もう少しで歯髄(歯の神経)が露出するところでした。

見た目にもわかりにくいように無事修復することができました。(図4)

麻酔には眠くなる作用はないのですが、この患者さんはリラックスされ終始よく眠られていました。

ラバーダムのおかげで治療中に水が喉に流れてくることもなく、バキューム(唾液や水を吸い取る助手が持っている吸い取り機)を口の中に入れる必要もないので、患者さんは快適に治療を受けていただけ、知らない間に終わっていた!という感じです。

(図4)治療後の状態

ラバーダムは、虫歯の治療をするときに口の中の唾液や細菌が再び歯の中に入り込むことを防ぎます。

唾液や細菌が詰め物の下に入ってしまうと、そこから虫歯が再発するリスクが高まるからです。

神戸 三宮(神戸市役所東向かい)の船曳歯科クリニックでは、虫歯の治療や根の治療の際にはラバーダムを使用しています。

年末年始休診のお知らせ

12月28日(水)~1月4日(水)休診いたします。
新年は1月5日(木)より診療いたします。

削って詰めるだけでは虫歯は治りません。。。

虫歯ができて歯医者に行くと多くの場合その虫歯を削って詰めます。

虫歯はご存知のように、歯が溶ける病気です。

進行すると歯を失うことになります。

治療を繰り返すたびに歯は小さくなっていきますので、将来その歯が失われるリスクは高くなります。

大事なことはいかに治療を繰り返さないようにするか!ということです。

歯が溶けるためには必ず原因があります。

原因もなく勝手に歯が溶けることは絶対にありません。

削って詰めただけでは、歯が溶けた原因が無くなるわけではありませんので、再び歯が溶ける可能性は残ります。

本来の虫歯治療は、もう歯が溶けないようにすることです。

アメリカでも数十年前はDrill Fill Bill といって、削って詰めて請求する…という治療がスタンダードでした。

しかしそれでは歯の、口の健康を守ることはできないことに気づき、この削って詰めて…というだけの虫歯治療は過去の古典的な歯科治療として否定されています。

必要なことはなぜこの歯が溶けたのか?という原因を着きとめ、その原因を無くしていくことですが、それには歯科医の協力が必要です。

私どもの船曳歯科クリニックをはじめ、Good Smile の各クリニックでは デンタルドックを行ない、しっかり病気の原因をつきとめます。

歯科医は口の中の病気を治すために存在します。

穴を詰めたり、歯を入れるだけの職人ではありません。

もっと科学的な存在です。

大学でもそのための勉強をしてきました。

虫歯や歯周病の確実な治療は、予防であると言えます。

ご自分の歯を大切に考えられるならば、是非予防を第一に考えている歯科医と出会われ、大切な歯と口の健康を守ってください。。。

12月休診のお知らせ

12月10日(土)臨時休診いたします。

東京で講演会を行ないました。。。

27日の日曜日に東京でセミナーを行いました。

予防歯科を実践するための歯科医向けのセミナーで、私は「患者の理解から始まる、本当の予防歯科」というタイトルでお話しさせていただきました。

虫歯で歯が溶けて穴が開いたら、削って詰めて削って詰めて…

削って詰めても歯が溶けなくなるわけではないのに…

歯科医ならこんなこと常識で、100%の歯科医が知っています。

この常識を患者さんたちは知らないまま、削って詰めてを繰り返した挙句、歯がなくなればインプラント…

なんかおかしくない?

こんな基本的な情報を一生しらないままなんて、患者さんがかわいそうです。

なんで本気で溶けないようにしないの?

溶けた原因を真剣に考えないの?

というような内容でした。

セミナーは主催者側と受講者側が一体になった、笑いあり涙ありの講演会になりました。

講演を聞かれて、感動されて号泣される衛生士の方も複数おられました。

これからも本当の予防歯科の普及活動をすすめていきますよ~!

今の花時計は、ハ(歯)ーバーくん

クリニックの裏手から見える花時計

今の花時計は、なんと「歯」のキャラクター!

歯ブラシも持ってます。

これ、神戸市歯科医師会のキャラクター「ハーバーくん」というらしい。

「歯」と歯を削る器具「バー」とを組み合わせて、さらに神戸ということで港(ハーバー)にかけてるらしいです。

ネーミングはかなりベタですが、楽しく予防のイメージを表現してもらえるのはうれしいです。

この日(9月30日)は、花時計の前で幼稚園児たちが合奏していました。

虫歯予防デー(6月4日)やいい歯の日(11月8日)とは時期がずれてるのですが…

ぎこちない演奏が、なんかほのぼの~